整骨院(接骨院)の利益率を上げるには?売上だけに頼らない経営改善とインソール活用法

2026/06/19
コラム
整骨院(接骨院)の利益率を上げるには?売上だけに頼らない経営改善とインソール活用法

新規患者数が増えても、利益が思うように残らない整骨院・接骨院は少なくありません。多くの院が回数券の割引販売や長時間の施術、スタッフの増員によって集客を強化しようと試みますが、結果として固定費や人件費が増大し、利益率が圧迫される悪循環に陥る現状があります。

院の健全な存続と発展には、限られた時間の中で高い粗利益を生み出すための「利益率の改善」が不可欠です。

この記事では、柔整業界における利益率の構造や、収益性が上がらない原因、そして経営効率を高める施策について解説します。

整骨院(接骨院)の利益率とは?基本構造を理解しよう

利益率とは、一定期間に上げた総売上高からすべての経費を差し引いた利益が、どれだけの割合で残っているかを示す経営の健全性を図る指標です。基本的な計算式は「利益率(%)= 利益(円)÷ 売上(円)× 100」となります。

整骨院や接骨院の経営改善に着手するにあたり、まずは柔整業界のベンチマークを把握することが、現実的な目標設定を行うための第一歩です。

日本政策金融公庫によると、柔道整復師の施術所における売上高経常利益率の平均値は「-4.7%」と低く、厳しい経営環境にあることが示されています。一方で、黒字かつ自己資本がプラスの企業における平均経常利益率は「8.0%」という水準です。
この指標を参考にして現実的な目標を設定し、もし現状の利益率が平均よりも著しく低い場合は無駄な変動費や固定費の削減と並行して、利益率の高いメニューを組み込む計画が必要です。

出典:日本政策金融公庫『業種別経営指標 あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師の施術所』

整骨院(接骨院)の利益率が上がらない原因|解決の糸口を紐解く

売上高は伸びていても利益が残らない場合、それは院の運営モデル自体に非効率な原因が潜んでいる証拠です。

保険メニュー依存による低単価

保険メニューを主軸とした経営では客単価が一定以下に固定されてしまいます。ひとりの患者様に30分から1時間の施術を提供しても、得られる報酬の上限が低いため、施術者の肉体的な労働時間に対する生産性が著しく低くなります。

スタッフの増加による人件費増

患者数を増やすために施術スタッフを雇用すると、売上の増加以上に「人件費」という最大の固定費が膨らみます。特に新人の育成期間が長く、離職率が高い環境では、採用・教育コストが重くのしかかり、組織全体の利益率を下げる要因となります。

一回のみの施術によるLTVの低迷

痛みの緩和だけをゴールとした施術設計の場合、患者様は症状が少し落ち着いた段階で自己判断により来院を止めてしまいます。ひとりの患者様が長期にわたりもたらす総売上(LTV)が低いままだと、常に新しい患者様を流入させるための新規集客コストを払い続けなければならず、利益が残りません。

競合他社の増加

厚生労働省によると、柔道整復師の施術所の数は右肩上がりに増え続けています。供給過剰な市場の中では、差別化ができない院は価格競争に巻き込まれやすく、結果として単価の引き下げや過度な割引キャンペーンを強いられることが利益率悪化を加速させます。

出典:厚生労働省『令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況』

整骨院(接骨院)の利益率を改善するための具体的な取り組み

利益率を根本から引き上げるためには、「施術者の限られた時間の中で、より多くの付加価値(粗利)を生み出す仕組み」を院内に構築しなければなりません。

客単価の向上

骨格調整や姿勢補正といった、保険メニューの枠を超えた自費メニューを確立します。施術によるアプローチに加え、患者様の身体評価データに基づいた有形商品(サポーターやインソールなど)を提案することで、決済単価と利益率を同時に向上させます。

リピート率の向上

痛みの消失期を卒業とせず、再発しない身体の状態をキープするための「メンテナンスプログラム」を提示します。経過を画像やデータで可視化して伝えることで、患者様は健康維持のために通院し続ける必要性を理解し、長期的なリピートへとつながります。

施術対応の効率化

施術者の時間的リソースを最大限に活かすため、施術の時間を適正化し、スタッフの技術水準を一律に引き上げる仕組みを作ります。施術者がマンパワーを割かなくても価値が伝わり、自動的に高い収益を上げるメニューの比率を高めることが、労働生産性の向上を果たす鍵です。

インソールが救世主に!労働生産性を高めて利益率もアップ

労働生産性を高め、院の収益モデルを「高利益率体質」へ転換する手段として、カスタムメイド(オーダーメイド)インソールの導入は有効な戦略です。
インソールは、施術者の時間と労力を追加で削ることなく、院の単価を大きく引き上げる性質を持っています。

追加時間ゼロで生み出す高い付加価値

施術によって関節の可動域を広げ、筋肉の緊張を緩和させたとしても、患者様が日常生活に戻れば重力の影響でアライメントは再び崩れてしまいます。
インソールは「施術後の良好な状態を靴の中からキープするための日常用ツール」という明確な位置づけができるため、患者様への説得力が高く、施術の時間自体を延ばすことなく高単価の売上を付加できます。

メンテナンスによるLTVへの貢献


インソールは日常生活の歩行によって摩耗するため、定期的なチェックが必要です。「3ヶ月に一度、インソールのヘタリ具合と足部の状態を確認しましょう」という提案は、痛みがない時期の患者様に対しても自然な来院動機を与えます。
これにより、休眠や離脱を防ぐ安定したリピートサイクルが確立され、LTVの向上を後押しします。

フットバランスインソールを導入して収益構造を改善

フットバランスインソールを導入して収益構造を改善

『フットバランスインソール』は、北欧・フィンランドの足病医学に基づき開発された、高利益率設計のカスタムメイド(オーダーメイド)インソールです。
足観察アプリ「アシラベ」に加え、専用ヒーター・専用ピローを使用し、患者様の足部アライメントを計測したその場で成形を完結させます。計測から受け渡しまで約10分というスピード感により、長時間の施術をプラスするのと比較して、高い時間あたり利益(労働生産性)を実現します。

また、再現性の高いオペレーションもフットバランスインソールの強みです。特殊な成形技術を必要とせず、最初のデモンストレーション時の練習のみでスタッフ誰でも成形できるため、人件費の増大や人為的ミスのリスクを抑えられます。

フットバランスインソールを導入して収益構造を改善

さらに、1ヶ月あたりわずか「1足(※1)」の成形・販売を行うだけで、機器導入費用(毎月のリース費用(※2))を回収できる利益構造となっています。
2足目以降の販売分はすべて高い粗利として院の純利益となるため、キャッシュフローの改善が期待できます。

※1・・・リース審査結果や提供価格により若干変動します。
※2・・・一括購入も可能です。

まとめ

この記事では、整骨院や接骨院の利益率向上について以下の内容を解説しました。

  • 柔整業界の平均経常利益率は厳しい数値にあるが、黒字院平均である8.0%をベンチマークとして目標設定することが望ましい
  • 保険メニューへの過度な依存、人件費の増大、一回のみの施術による患者様の早期離脱が利益を圧迫する
  • 施術の時間を増やすのではなく、客観的な評価に基づいた高粗利の物販(インソールなど)を融合させることがポイント

整骨院・接骨院の経営における利益率の改善は、競合他社が激化する市場を生き抜き、質の高い施術を患者様に提供し続けるために避けては通れない優先課題です。
保険メニューや一回のみの施術に頼る労働集約型のモデルから脱却し、時間あたりの生産性が高い自費物販メニューを組み込むことが、健全な財務体質を作るための最短ルートとなります。

フットバランスインソールは、施術者の労力を最小限に抑えながら、月1足の販売で固定費を回収できる、リスクの低い高収益ソリューションです。
「足部から不調の原因へアプローチする」という高い価値を患者様に届けながら、貴院の利益率を引き上げるために、ぜひ導入を検討してみてください。

FootBalance』は、北欧・フィンランドの足病医学を専門とする理学療法士によって考案されたカスタムメイドインソール(オーダーメイドインソール)です。その場で専用の機器を用いて足の状態を分析し、最短10分で患者様の足に合わせたインソールを作成できます。足のアーチを正しくサポートすることにより、足部アライメントを整え、施術効果の持続や再発予防に貢献します。
患者満足度の向上だけでなく、物販による収益確保と他院との差別化を同時に実現できる本システムを、ぜひ貴院の経営にお役立てください。

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